サイコロを振り、進んだマス目の指示をクリアしていく児童たち=佐賀市の開成小

 日常に潜む危険から身を守る教訓をまとめた人間すごろくを、西九州大子ども学科の学生たちが27日、佐賀市の開成小で実施した。児童約40人が巨大なサイコロを振り、止まったマス目の指示をクリアしながら楽しく学んだ。

 同大の赤星まゆみ教授のゼミを受けている3~4年生約20人が取り組んだ。体育館いっぱいに校内編と校外編の2種類のすごろくを設け、マス目には「廊下を走らないように5分前行動をする」「防犯ブザーをすぐ鳴らせる所に付ける」などと記した。

 児童は10人ずつ4グループに分かれ、大きなサイコロを振ってスタート。止まったマス目の文章を読んだほか、イベント発生のマス目もあり、ビニール袋の雨がっぱ作成や、新聞紙を使った避難スペースづくり、不審者に声を掛けられた設定の寸劇披露を行った。

 参加した開成小2年の吉田奏音(かのん)さん(8)は「知らない人に付いていったら危ないと思った。災害はいつ起こるか分からないので、普段から備えたい」。同大3年でゼミ生代表の石橋茉莉(まり)さん(20)=佐賀市=は「楽しみながら学んでもらえたし、こちらもいろいろな発見があって勉強になった」と話した。

 「子どもミュージアム」と称し、子ども学科の学生が学内外で乳幼児と触れ合う取り組みの一環。本年度は今回を皮切りに、ゼミ別に内容が異なる計12回を予定している。

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