九州電力の瓜生社長(左列中央)と面談し、再稼働に関する県の考えを伝える山口知事(右列中央)=佐賀県庁

 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、佐賀県の山口祥義知事は27日、県民向けの説明会を県内5カ所程度で開く考えを示した。2月下旬ごろからで調整しており、再稼働を進める国の説明責任が明確になれば県が主催する。九電の瓜生道明社長と面談し、説明会に参加して説明することを正式に要請、瓜生社長もこれに応じた。

 説明会の開催については、26日に資源エネルギー庁の小澤典明資源エネルギー政策統括調整官が訪れた際、県に場所などを設定するよう求めていた。山口知事は「県内を網羅的にまずやっていきたい」と述べ、開催地域は半径30キロ圏にある唐津、伊万里両市に加え県中部、東部、西部の計5カ所を例示した。

 開催時期は、2月下旬に開会する県議会で議論されることを念頭に「2月の終わりぐらいから早めにやろうということで調整したい」と説明した。県内の各首長にも案内を出して聴講してもらった上で、20市町の首長が出席するGM21ミーティングで意見を聴く考えも示した。

 面談では、知事から住民説明会への参加要請を受けた瓜生社長は「できるだけ分かりやすい形でお伝えできるように、しっかり対応させていただきたい」と語った。原発の安全確保に触れ「全社員にDNAが根付くような組織にしていきたい。ソフト、ハード両面からさらに安全性を高め、県民に安心してもらえる発電所を目指したい」と述べた。

 山口知事は「事業者として説明責任をどう果たされるのか注目している」と話し、さまざまな県民の意見に真剣に対応するよう求めた。

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