新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)に関し、佐賀県と沿線自治体の関係者を対象にした試乗が27日、新幹線鹿児島ルートなどであった。県議や市町長ら約30人が検証走行試験中の車両に乗り込み、新幹線から在来線への軌間変換や乗り心地などを確かめた。

 県からは地域交流部長ら幹部、県議会からは正副議長と佐賀空港・新幹線問題等特別委の議員ら、沿線市町からは小松政武雄市長、谷口太一郎嬉野市長、山田恭輔江北町長らが参加した。新幹線、在来線区間をそれぞれ最高速度260キロ、130キロで走行したほか、軌間変換装置で車輪幅を変える様子も体感した。

 中倉政義県議会議長は「特に問題は感じられなかった」とし「2月定例議会でしっかり議論できるよう情報を出してもらうことが重要」と強調した。

 小松、谷口市長はともに「在来線特急と同じ感じで狭い印象」「非常にコンパクト」と車両の狭さに言及した。その上で小松市長は「初夏までにしっかりと方向性を決めてもらいたい」と注文、谷口市長は「やはりフル規格にしてもらいたいと思った」と述べた。

 FGTは、実用化の前段階となる耐久走行試験再開の判断を今夏に控え、3月まで鹿児島ルート(熊本-鹿児島中央間)や在来線(熊本-八代間)、新八代駅付近の接続線で試験を実施している。

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