有明海で赤潮の原因プランクトン増殖に伴う養殖ノリの色落ち被害を受け、佐賀県有明海漁協(徳永重昭組合長)は27日、県に嘉瀬川ダム(佐賀市)や県営ダム、佐賀平野のクリークからの緊急放流を要請した。県は庁内で放流箇所を調整した上で対応する方針。緊急放流は2014年2月以来、3季ぶりとなる。

 要請書では、国直轄の嘉瀬川ダムと県営ダム、佐賀、小城、武雄、嬉野、鹿島、大町、江北、白石の8市町のクリークを対象に大潮に近い2月6日から1週間、放流するよう求めている。

 この日は徳永組合長らが県庁を訪れ、農林水産、県土整備の両部長に要請書を手渡した。徳永組合長は「西南部、沖合の漁場が非常に厳しく(ノリが)下位等級になっている。前回(14年)効果が出たので今回もお願いしたい」と申し入れた。

 県有明水産振興センターによると、栄養塩は定点観測している10地点の平均が1リットル当たり1.5マイクログラム(19日現在)で、ノリの生育に必要とされる7マイクログラムを下回っている。

このエントリーをはてなブックマークに追加