電光掲示板で電車の運行状況を確認する学生たち=27日午後3時35分ごろ、鳥栖市のJR鳥栖駅

 JR鹿児島線の運行トラブルの影響は27日、長崎線を含めた佐賀県内の区間にも及んだ。足止めを食った利用客の中には、入試シーズン中の不具合に不安を募らせる受験生もいた。

 鹿児島、長崎の両線が乗り入れている鳥栖駅(鳥栖市)では午後3時半ごろ、電光掲示板に列車の運休や遅れが繰り返し表示された。鳥栖高3年の田中沙歩さん(18)と緒方美津記さん(18)は「週末からは私立大学の入試が始まるのに」と不安げ。11月に架線損傷事故で長時間、運転見合わせになった記憶が新しく、「トラブルが相次いでいる印象がある。普通に動いてほしい」と注文した。

 福岡県宮若市から鳥栖市内の整骨院を訪れた女性(81)は「来るときは信号機の不具合で遅れ、帰るときは電気システムの障害。本当ならとっくに家に帰り着いている時間なのに」と恨めしげだった。

 長崎線の佐賀駅では午後4時ごろ、下校する中高生の姿が多く見られた。長崎方面の電車に乗る予定の高校3年の女子生徒(18)は「駅員さんに尋ねたけれど、何時に電車が来るか分からないみたい」と困惑気味に待っていた。

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