鳥栖―神戸 後半1分、鳥栖MF鎌田(左)がゴールを決め、2―1と逆転する=兵庫県神戸市のノエビアスタジアム神戸

■課題の攻撃力上向く

 攻守で明暗が分かれたものの、負けなかったことが何よりの収穫だった。鳥栖は攻撃陣が奮起して2試合続けて複数得点。守備陣が持ちこたえることができず引き分けたものの、フィッカデンティ監督は「タフな試合になったが、強い相手から勝ち点を持ち帰ることができる」と前を向いた。

 この試合、強力な相手2トップに仕事をさせないため、トップ下を2枚に増やしたシステムで臨んだ鳥栖。前線への供給源になるボランチを消し、先制を許しはしたが「そこで崩れずに踏ん張れた」(フィッカデンティ監督)ことが、MF金民友の同点弾を生んだ。

 これで勢いに乗り、後半開始29秒にはMF鎌田が勝ち越しゴール。13分の鎌田のシュートは相手GKの好セーブで得点にはつながらなかったものの、無得点試合が続いた第1ステージでは見られなかった攻撃力の向上を示した。

 一方で、今季初めてとなる2戦続けての複数失点が、連勝を消してしまったのも事実。DF谷口は「前が2点取ってくれたんだから、後ろは守り切らなきゃ」と猛省した。

 ただ、「選手たちは避けられる失点と感じている」とフィッカデンティ監督。修正点は明確と落ち込んではいない。降格圏に沈むチームが足踏みしたことで順位は13位。DF藤田は「年間で考えると(勝ち点)1ずつ積み上げることも大切」と強調する。

 14位湘南、16位名古屋との中3日の連戦に向け、鎌田は「連戦でしんどいけど、みんなで勝ちを狙いに行く」ときっぱり。下位チームを突き放し、自分たちの手で浮上のきっかけをつかみ取る。

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