◆臨時議会補正予算案可決

 小城市の市民交流プラザ「ゆめぷらっと小城」を巡る交付金返還について、江里口秀次市長は29日の臨時市議会で、「職員の不適切な事務処理から生じ、結果的に国へ交付金を返納する事態に至った責任を感じる」と謝罪し、自身を処分する考えを明らかにした。市議会は約772万円を国に返還するための補正予算案を賛成多数で可決した。

 議案質疑では12人の議員が約4時間にわたり執行部を追及した。昨年の一般質問や全員協議会で市長が「追加工事は市費で賄い、返還金はない」と明言していたことや、今年2月の国や県との協議を3月定例会で報告していないことを挙げ、「隠ぺいしていると市民に思われても仕方がない」などと批判した。

 26日投開票された市長選直後の臨時議会招集に関して古賀敬介副市長は「国への交付金返納期限が年度末までで、議会にはしっかりと整えて報告したいこともあり、市長選後になってしまった」と答弁した。

 討論では「施設の建設費が3倍に膨らんでいる上に、国への返還金を一般財源で賄うのは新たな市民負担だ」、「否決されれば延滞金が生じ、それこそ市民の負担になる」と賛否両論の主張があった。採決は賛成15、反対6だった。

 交流施設の問題は、昨年1月4日の開館後、約2760万円の追加工事費が職員のミスで未処理だったことが判明、同2月に臨時議会で契約変更議案を可決した。江里口市長は監督責任で4月から3カ月10%減給した。今年2月、国土交通省九州地方整備局は県、市と協議し追加工事契約分が交付対象に当たらないと確認、返還請求した。

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