鳥栖-札幌 後半22分、相手の連続攻撃に体を張って対応するDF吉田(中央)ら鳥栖の選手たち=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

鳥栖―札幌 後半、ゴール前で、札幌・都倉(9)と競り合う鳥栖の金敏ヒョク(左)と豊田=ベアスタ

■サイド攻撃封じ奏功

 「僕がやれるかやれないかが重要だと思っていた。感慨深い試合になった」-。24日のルヴァン杯・横浜M戦から中2日。90分間、ピッチを縦横無尽に走り、相手の攻撃を跳ね返し続けた34歳のベテランDF青木の言葉が試合内容を象徴した。

 鳥栖はチーム一丸で札幌の反撃を封じ、J1昇格後、クラブ記録となるホーム戦5連勝。しかもすべて完封勝利で、スタジアムを埋めたサポーターを喜ばせた。

 リーグ戦は前節・G大阪戦で3失点。いずれもサイド攻撃からで、フィッカデンティ監督は「クロスからの得点を抑えること」をこの日の目標に掲げた。FW豊田、趙東建(チョ・ドンゴン)、青木をブロック要因に据え、セットプレー対策を講じたことが奏功した。

 中盤の選手もクロスを上げる相手選手に激しく寄せ、いい状態でクロスを上げさせなかった。青木が「献身性を感じたし、中にいて助かった」と言えば、DF吉田は「きょうは(DFの)4人で90分間ずっとしゃべっていた。それがよかった」と振り返った。

 DF谷口が長期離脱を余儀なくされる状況で、フィッカデンティ監督は「固定したメンバーで戦えない苦しみはあるが、こういう時期を乗り越えれば総合力は上がってくる」と前向きに捉える。

 「『生みの苦しみ』を感じていたが、こういうかたちで結果に結びついてよかった」と青木。今度こそアウェーでの勝利を。次節・大宮戦での勝利を誓った。

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