奨学金に充てるために書き損じはがきを集めた生徒会長の居石亮太君(後列中央)ら生徒たち=唐津市の相知中学校

 唐津市相知町の相知中学校(脇山雅文校長)の生徒たちが、貧困で就学できない東南アジアの子どもを支援するために書き損じはがきを集めた。2年生の居石亮太さん(14)が生徒会長選挙で掲げた「公約」で、このほど目標の400枚を達成。はがきは、タイの生徒1人が1年間中学校に通うための奨学金に充てられる。

 居石さんは、はがきを寄付できる奨学金制度の存在を知り、昨年11月の会長選挙立ち会い演説会で「書き損じはがきを集めて外国の子どもたちを支援しよう」と訴え、当選を果たした。年賀状を書き始める昨年12月から、生徒会メンバーと公約を実行。はがきの寄付を募るポスターを作り、生徒玄関前には投函(とうかん)箱を設置した。最初は出足が悪かったというが、根気よく呼び掛け続けて400枚が集まった。

 同世代の子どもが経済的理由で教育を受けられないことを知り、生徒たちの意識に少しずつ変化も生まれているという。副会長の田中悠馬さん(14)は「今の自分たちの現状に感謝するべきだと思った」、同書記の末吉佑妃さん(13)は「奨学金で学んだ生徒が、国を良くできる人になってくれれば」と話す。

 同校はペットボトルキャップやアルミ缶集めなどのボランティアにも取り組む。居石さんは「私たちにできることをもっと進んでやっていきたい」と話している。

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