署長感謝状を受ける深野清美さん(左)=鳥栖署

 鳥栖署(田中千昭署長)は23日、継続的な護身術の指導を通じ地域住民の防犯意識向上に貢献したとして、実践武道空手「清風會(かい)」會主で、看護職員の深野清美さん(45)=鳥栖市=に署長感謝状を贈った。深野さんは「非常に光栄。妻を始め、支えてくれている全ての方のおかげ」と喜ぶ。

 深野さんは18歳で空手を始め、2004年に清風會を立ち上げた。03年からは知人と共に防犯の啓発活動に取り組むようになった。「本格的な空手を身につけるのは難しい」という人のために、関節の仕組みを生かしたり、相手の虚を突いたりする合気術の技を生かした護身術を提案。空手とは別に月に1回教室を開いているほか、年間を通して各地の小中学校や地域の集会に出向き防犯講習を行っている。

 活動を始めてすぐに護身術講座を受講した小学1年生の女子児童が不審者から声をかけられ、連れ去られそうになる事案が発生。2日前に習ったばかりの技を使って不審者の手を逃れることができたという。深野さんは「『やっぱり役に立つんだ』と確信した。技を知ることで、ゼロが1になる。それがいざという時の安心につながる。今後も細く長く、少しでも多くの皆さんの役に立ちたい」と活動の継続を誓った。

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