進出協定を結んだクレコスの暮部恵子社長(右)と峰達郎唐津市長=唐津市役所

 化粧品メーカー「クレコス」(奈良市)が29日、唐津市と進出協定を結んだ。市が整備する原料加工・製品製造工場を賃借し、事業を展開する。化粧品産業の集積を目指す唐津コスメティック構想では5社目の進出で、原料の加工から手掛ける企業は初めて。

 クレコスは、耕作が放棄された茶畑の葉から作る化粧品などで実績がある。原料加工に限らず、自社ブランド「クレコス」「クオン」や他社のブランド品も製造している。既に唐津の遊休園のミカンの花から原料を抽出する他社の化粧品製造を請け負い、ハーブの一種「カミメボウキ」の産地形成も唐津で進めている。

 進出に向けて市は、石志にある旧唐津市ペットボトルセンター(812平方メートル)を改築、原料加工・製品製造用機器を購入する。国の交付金を利用し約1億7千万円をかけて整備する。来年4月から10年貸し出す予定で、賃借料は未定。

 地元雇用は進出当初に5人、10年後までに計27人を計画している。暮部恵子社長は「奈良の自社工場は手狭で、工場は唐津に一本化する。アジアに開かれた唐津と一緒に仕事ができ、将来が開けたと思う」と期待を込めた。

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