無投票での4選が決まり、花束を手に家族と笑顔を見せる末安伸之氏(右)=28日午後6時45分ごろ、みやき町原古賀の事務所前

 三養基郡みやき町長選で4選を決めた現職の末安伸之氏(60)=簑原=は、佐賀新聞社などのインタビューに応じた。直前まで対抗馬の動きがあっただけに、3回連続の無投票を「政策を訴える機会がなくなり残念だが、結果を重く受け止めたい」と述べた。住民との対話を重ねながら定住促進策の継続や高齢者らの移動手段確保、待機児童解消に取り組む考えを強調した。

 -直前まで実兄が出馬する動きを見せていたが、3期連続の無投票となった。

 人それぞれ、考え方や信念、生き方があるので、それに沿って表明されたし、回避もされた。純粋ないい人で、ある意味で正義感も人一倍ある。むしろ初心に返ることができ、いろんなことを学ばせてもらった。今後の政治活動の糧にし、結果を重く受け止めたい。

 正直、選挙はやった方がいい。政策を訴えるチャンスが欲しいし、今までやってきたことを、町民がどう評価しているのか一定の審判を受けたい。そうして、今後何をすべきかを考えないといけないと思う。日ごろから町内を回って雑談の中から要望を聞いたり、気軽に行政懇談会を開いたりする政治スタイルは貫きたい。

 -中原町長から通算して7期目となる。多選批判にはどう応えるか。

 多選に対するさまざまな意見、批判は当然あると思う。常に住民のニーズに応えるよう、いま成すべき事が何か考え、解決に導く施策を講じていけば、一定の理解が得られると思う。

 -定住促進の町営住宅は現在、旧三根町の3カ所に計5棟107戸があり、旧中原町にも45戸程度を新設する計画がある。必要性に疑問の声もあるがどうか。

 民間が進出しにくく、今手を打たないと地域そのものが衰退していく箇所に、(民間資本を活用する)PFI手法で定住策を進めている。民間と競合するところは避けなければならない。ただ逆に、子育て施策を充実させるにつれ、民間アパートの入居率が高くなり、民間による分譲地開発を促進している。それらを説明する努力が必要だ。

 -4年連続の転入超過だが、人口減は続いている。

 定住施策をPFI手法から始め、民間と連携しさまざまやってきた結果。だから、継続することが最大の力。ここで止まったら、すぐ元に戻る。人口が増えたのは一定のエリアで、残りは空き家や1人暮らし、老老世帯などの問題が日に日に顕在化してくる。待機児童解消や移動手段の確保など新たな課題も浮かび上がっている。安全安心のまちづくりといった継続すべきものは続け、さらによりよいものを町民と共に見いだしていきたい。

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