力を合わせて火おこしに挑戦する参加者=吉野ケ里歴史公園

のこぎりやなたなどを使って竹から食器を作る参加者

古代米の赤米の苗を植える参加者=神埼市郡の吉野ケ里歴史公園

 弥生時代の暮らしを再現する「竪穴住居宿泊体験」が27日、神埼市郡の吉野ケ里歴史公園で開かれた。県内外から家族連れなど18組45人が参加。貫頭衣を身に着けて“弥生人”になりきり、竹の食器作りや火おこしなど、現代とはかけ離れた生活を楽しんだ。

■竪穴住居に宿泊「広くて快適」

 参加者は6班に分かれのこぎりやなたを使い竹を切り、角をナイフなどで削り、食器を一つ一つ丁寧に作りあげた。その後火おこしにも挑戦。慣れない作業に悪戦苦闘しながら、火が着くと各班から歓声が上がった。

 夕食は弥生式土器で炊きあげた赤米のごはんと豚汁。自分たちで準備した竹の食器で食べ、子どもたちはおいしそうに頬張った。竪穴住居での宿泊もわくわくした表情を浮かべ、「想像したより広くて快適」と特別な一夜を楽しんでいた。

 福岡県篠栗町から参加した吉本彩華さん(10)は「食器作りや火おこしは大変だったけど楽しかった。友達と一緒に寝るのが楽しい」とうれしそうに話した。参加者は28日の田植えも体験した。

■170人汗「泥んこ楽しい」

 吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で28日、古代米の赤米の田植えがあった。恒例イベントで県内外から約170人の親子が参加した。古代の衣服「貫頭衣」の衣装をまとって丁寧に植え付け、「弥生のクニ」を体感した。

 公園内の約1000平方メートルの水田で、参加者は苗を等間隔に並べて植えた。子どもたちは泥まみれになって作業し、「足がぬかるんで大変だけど楽しい」などと満喫していた。

 家族4人で訪れた福岡市の秋山恭一さん(45)は「子どもたちに良い経験になり、古代ロマンも感じた。収穫も参加したい」と話した。

 参加者には赤米入りのおにぎりと豚汁が振る舞われた。田植えは公園の「水田物語」の一環で、今後かかし作り(7月)や収穫(10月)も行われる。

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