「原発再稼働反対」「市政の不正腐敗の一掃」を訴える志佐治徳候補=唐津市千々賀

女性や経営者の視点を生かした市政運営を約束する田中路子候補=唐津市役所前

聴衆を前に「市政刷新」を訴える峰達郎候補=唐津市鏡の古代の森会館前

約300人を前に最後の街演で訴えかける岡本憲幸候補=唐津神社前

 新人4人が立候補する混戦となった唐津市長選は28日、7日間の選挙戦を終えた。期間中前半は寒い日が続いたが、終盤は日中の気温も上昇し、4人の争いもヒートアップ。快晴となった最終日、各候補者たちの「最後のお願い」が市内に響いた。

 一貫して「原発再稼働反対」「清潔な市政を取り戻す」の2点を主張してきた前市議の志佐治徳氏(69)は、これまで回れていなかった地区でマイクを握った。「原発という負の遺産を後世に残すことは許されない。住民を主人公に再稼働に反対するまちにしよう」と力を込めた。夕方には地元の厳木町を走り、有権者と握手を交わして票の上積みに懸命だった。

 医療法人理事長の田中路子氏(69)は、ガラス張りの選挙カーで旧郡部から市中心部まで精力的に回った。女性の目線、経営者の視点を前面に打ち出し、「かゆいところに手が届く、痛いところの手当てができる、市民のための唐津にする」と強調。午後7時からは市役所前で「43年間の仕事人生で培った知識と知恵をどんどん唐津に注入する」とアピールした。

 「新しい唐津をつくる」を合言葉に選挙戦を展開してきた元県議の峰達郎氏(56)。大票田の市中心部をくまなく回って支持を訴え、沿道に有権者を見つけると選挙カーを降りて固い握手を交わした。午後7時半からは近代図書館前に集まった300人超の支持者を前に最後の街演。「皆さんと一緒になって、力強く明るく元気な唐津に変えましょう」と宣言した。

 前副市長の岡本憲幸氏(61)は市内全域を選挙カーで巡った後、夕方から2時間かけて支持者、曳山関係者らと市中心部を練り歩いた。参加者が次第に膨れ上がり、声を合わせて「岡本」コール。最後は唐津神社前で約300人を前に「皆さんの熱意に胸が張り裂けそう。その思いを市政に生かさせてください。新しい唐津を一緒につくろう」と叫んだ。

 各陣営が総力を尽くした選挙戦を終え、29日夜、有権者の判断が下る。 ※写真は上から届け出順

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