男女平等をテーマに講演した治部れんげさん=佐賀市の県教育会館

■「男性の長時間労働悪循環」

 男女平等について考える学習会(県教職員組合主催)がこのほど、佐賀市の県教育会館であった。フリージャーナリストの治部れんげさん(42)=東京=が講演し、男女が仕事も家庭も楽しめるようなバランスの取れた社会実現を呼び掛けた。

 治部さんは経済雑誌記者を16年務めた。米・ミシガン大では客員研究員として米国男性の家庭参加と妻のキャリア形成についても調査した。

 治部さんは「一番のポイントは男性の働き方をどう変えていくかということ」とし、長時間労働が夫の家庭不参加、家庭内での性別役割分担強化を招き、妻は仕事に時間を使えないという悪循環をもたらすと指摘。家庭を優先したい既婚男性はいるものの、実際は多くが仕事を優先しているという現状をデータを示しながら解説した。

 「男は仕事」といった規範意識が希望実現を困難にしており、「女性だけでなく、男性も構造問題の被害者という側面がある」と訴えた。昨年施行された女性活躍推進法の趣旨なども紹介した。

 学習会には小中の教職員や市民ら約100人が参加した。

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