事例や活動報告があった福祉のまちづくり研修会=佐賀市のアバンセ

■地域で細やか見守り

 佐賀市社会福祉協議会は、佐賀市のアバンセで福祉のまちづくりをテーマに研修会を開いた。30戸から50戸の見守り活動を行い、民生委員などの活動を補完する地域協力員の活動状況などが紹介され、民生委員や自治会長など約320人が活動のヒントを持ち帰った。

 民生委員の担当世帯数は多い地域で1人800戸といわれる中、同社協は地域協力員の設置を進めている。日新校区で協力員を設置した元民生委員の須古育良(すこやすよし)さんは、協力員の設置によって援助の必要な世帯を細やかに見守り、声をかけることが可能になった事例を挙げて、協力員の必要性を訴えた。

 また、高齢者サロンや放課後児童クラブを訪問し地域医療活動に参加する学生グループも活動紹介した。「学生地域医療交流の会」代表で佐賀大医学部3年の荒木大夢(ひろむ)さんは「メンバーは“苦学生”。食事があればどこへでも行くので声をかけて」と話し、会場を湧かせた。

 研修会では、九州大学大学院の高野和良教授が地域福祉活動の課題について講演した。参加した女性は「昨年12月に民生委員になったばかり。協議会や大学など、頼れる仲間がいることが分かって安心した」と話した。

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