光沢のある若芽を一つ一つ手で摘み取る「うれしの茶ミット」実行委員会メンバーら=嬉野市嬉野町のビニールハウス

 4月1、2日に嬉野市であるうれしの茶のイベント「第30回うれしの茶ミット」に向けた茶の手摘み作業が29日、同市のビニールハウスであった。実行委の若手茶農家ら約30人が、生葉で約100キロを摘み、新茶シーズンの到来に備えた。

 摘み取ったのは、同市嬉野町の三根孝之さん(30)のハウス約4アール。イベントで試飲や販売に使うため、1月後半からビニールをかけて温度を高く保ってきた。つやのある鮮やかな緑色の茶葉を一つ一つ手で摘み、約20キロの蒸し製玉緑茶と釜いり茶に加工した。

 三根さんは今年の茶について「気温が低く日照も少ないため、ハウスの温度も上がりにくかった。ただ成長がやや遅い分、新茶らしくさわやかで若々しい『みる芽香(めか)』が味わえると思う」と話した。露地栽培の茶も平年に比べ5日ほど成長が遅いという。

 今年の「茶ミット」は、例年の嬉茶楽館(きんさらんかん)ではなく温泉街の嬉野温泉公園で実施する。この日摘んだ茶を会場で振る舞うほか、50グラム千円で販売する。茶を使ったスイーツや茶餅の販売、ステージイベントなどもある。前田康樹実行委員長は「たくさんの人にうれしの茶の香りや味を楽しんでほしい」と話す。イベントは午前9時から午後4時まで。問い合わせは実行委、電話080(3983)6686。

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