ブルーベリーの苗を植え付ける参加者ら=白石町の白岩果樹試験場

 白石町の新たな特産品を探ろうと、さまざまな果樹の試験栽培が始まった。同町の白岩地区に新設された果樹試験場で29日、今後管理する組合メンバーら約20人が参加して8品目の苗を植え付けた。2019年に開業予定の道の駅「しろいし」への出荷を目指す。

 レモンの新品種「璃(り)の香(か)」やブルーベリー5品種、モモ、スモモ、リンゴ、イチジク、ミカンのほか、強い甘みと香りが特徴のポポーも含め、約25アールに計111本を植えた。収穫まではいずれも3年以上かかる見込みで、道の駅には開業後に出荷する計画。

 同地区は全16戸の中山間地域。ミカン農家が多いものの、近年は高齢化や後継者不足で耕作放棄地が増え、試験場もその一つだった。道の駅での果物販売を目指す町から相談を受け、地区のミカン農家7人で果樹試験組合を立ち上げた。

 町産業創生課は「あまり手がかからず、道の駅でも販売できる物を見つけたい。うまくいって普及させれば耕作放棄地も減っていくのでは」と期待する。組合員の藤木仁弘さん(69)は「重量が軽い果物だと、年を取っても作業できる。栽培結果がどうなるか分からないが、地区のためになれば」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加