子どもたちの育ちや学びの権利をめぐり意見を交わした「子育てと教育の現状と課題」分科会=佐賀県総合体育館

 「子育てと教育の現状と課題」分科会では、事例発表を通して、子どもたちの人権意識の育み方などについて意見を交わした。

 熊本県立翔陽高校の浦野誠也教諭は、菊池市の「旭志解放子ども会」で出会った女子高校生の活動を報告した。生徒が、被差別部落出身であることや、差別をなくす活動に取り組んでいることをクラスメートに打ち明けた経緯や、共感した生徒が共に活動するようになったことなどを紹介し、差別をなくすための仲間の大切さを強調した。

 福岡県宮若市の宮田隣保館の和田美久さんと、元宮若市社会教育課の小野政江さんは、市の人権子ども会の取り組みを発表した。解放子ども会の活動を市内の全小中学生に広げるため、人権子ども会に再編した経緯を振り返り、学校や地域と結びついた活動を紹介した。「子ども同士のつながりが、保護者や地域住民のつながりに発展し、人権尊重の風土づくりに大きく貢献している」と話した。

 九州地区県同教連絡協議会の小西清則会長は「どの子も自分が直面する差別問題にきちんと向き合い、自分なりの解決を図る力を付けることが大切」と総括した。

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