■佐賀地裁で「サマースクール」

Q.ニュースで「裁判員制度」という言葉を耳にして、自分もいつか裁判員に選ばれるかもしれないと思い、最近になって司法というものに興味を持ち始めたところです。自分も、子どもの頃からもっと司法を身近に感じることができていたらなぁ、なんて思ったりするのですが、現在の子どもたちが司法を学ぶ機会というのはあるのでしょうか。

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A.あります。ザックリと新たな時代の社会の担い手である子どもたちに司法を身近に感じてもらうことを「法教育」といいます。あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、法教育は平成21年5月に裁判員制度が導入されたことも契機となって、近年全国的に活発に導入されています。

 「法律とか司法とかって、なんだか難しいなぁ」というイメージがなかなか拭えない中で、法教育というものを通して市民の方々と司法との距離感をなくし、子どもたちにとっては、法律や司法によってどんな権利・自由が守られていて、同時に他者の権利・自由を等しく尊重する、ということを学んでもらうことを目的としています。「じゃあ具体的に、誰がどのようなことを子どもたちに教えているのだろうか?」と疑問に持つ方も多いでしょう。

 実はですね、佐賀県弁護士会も法教育を行っているんです。佐賀県弁護士会では毎年、小・中学生を対象として「サマースクール」というものを行っています。サマースクールとは、本物の裁判官、検察官、弁護士の人たちが佐賀地方裁判所の法廷で、時にまるで本当の裁判かのようであり、時に笑いあり涙ありの模擬裁判を行います。参加した小・中学生は裁判員となって、その模擬裁判について自由に討論をします。

 この場で宣伝とはなりますが、今年も8月4日(小学生は午前、中学生は午後)にサマースクールを行いますので、みなさんふるって参加してくれることを楽しみにしています。(弁護士 矢野雄基・武雄市)

▽サマースクール問い合わせ先

森 公照(安永法律事務所)・電話0952(23)2465

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