2週間の研修を終えた県海外使節団と山口祥義知事(中央)=県庁

 アメリカ西海岸地域の企業や大学で視察、交流活動を行った県海外使節団が28日、佐賀市の県庁を訪れ、山口祥義知事に帰国報告をした。使節団メンバーは現地で得た知見を生かし、佐賀県が将来に向けて行うべき取り組みを知事に提案した。

 使節団は南カリフォルニア県人会が主催し、佐賀県にゆかりのある大学生6人と高校生4人が参加した。シリコンバレーなどを視察した青山学院大学4年の川内野佑太さん(23)=神埼市=は「半導体製作に必要なきれいな水が佐賀県にある」と言い、半導体製作の特区を設けるほか法人税を下げるなどして優秀な人材と企業誘致を図ることを提案。企業誘致で労働人口を増やすことで県民が増え、県税の増収につながると期待した。

 使節団に対し、山口知事は「研修で養った視野の広さを維持してほしい。若いうちに失敗を恐れず、何事にもチャレンジして」とエールを送った。

 同使節団は7期生で、3月6日から2週間かけてスタンフォード大学や、あらゆる機器をインターネットにつなげる日立のIoT関連会社など19カ所を訪問した。主催した現地の南カリフォルニア県人会は同使節団事業や110年以上続く日系コミュニティー活動が評価され、カリフォルニア州議会の表彰を受けた。

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