玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、佐賀県が、経済産業相の来県を4月11日招集の臨時県議会後で調整していることが30日、分かった。臨時議会の会期などを協議する同日の議会運営委員会理事会で、県幹部が大臣視察の県の考えを伝えた。会期や再稼働に対する意思表示の時期についてはまとまらず、31日に再度話し合う。

 理事会は非公開。議運委の指山清範委員長によると、冒頭、池田英雄副知事ら県幹部が出席し、招集理由などを説明した。「議会の意見とは何を想定しているのか」との理事の質問に、池田副知事は「機関として意思を示してほしい」と答えたという。

 経産相と防災担当相の視察日程は調整中とし、経産相に関しては「これまで県民の意見を聞いてきて、最後に県議会の意見を踏まえた上で知事が直接伝えたい」などと話した。指山委員長は記者団に「執行部の想定としては(臨時県議会の)後ということだろう」と述べた。

 理事会の協議では、「会期3日間で決議による意思表示」を主張する自民党案に対し、県民ネットワークが「臨時議会では期間が短すぎて判断できない」と難色を示して「総括質疑のみで、判断は6月議会で」と求め、平行線だった。

 諸会派は、共産が臨時議会開催自体に反対を示し「開催される場合は県民ネット案に賛成」、公明は知事の意図するところが分からず態度を保留、自民党鄙の会と壮三会が自民案、一真の会が県民ネット案に賛成しているという。

 指山委員長は「副知事の説明で新たなことも分かったので、それを各会派に伝えて検討してもらう。委員長からは、お互いに歩み寄れるところがあれば歩み寄ってほしいと伝えた」と語った。

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