新年度当初予算の概要を説明する山口祥義知事=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 佐賀新聞社が主催する政経懇話会・政経セミナーの合同例会が30日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。山口祥義知事が新年度当初予算を説明し、「策を弄(ろう)さず、愚直に正面からいろんな懸案に向き合うことに尽きる」と県政運営の姿勢を語った。

 新年度一般会計当初予算は総額4335億200万円を計上し、「志を再興し育む」など6項目を掲げた山口知事。2018年の明治維新150年に合わせて開催する「肥前さが幕末維新博」については「顕彰をしつつ、当時も今も変らない『志』を継承するため、強い思いを子どもたちにも発信していく博覧会にしたい」と意欲を見せた。

 「人の想いに寄り添う」と題して重点配分した福祉・医療・教育分野の施策では、特別支援学校のスクールバス運行などを盛り込んでいる。「『佐賀県政は現場を見ているよ』ということが伝わるよう予算化した」と説明した。新教育長の人選にも触れ、「不登校の生徒への対応などいろんな経験を積んでいる人。現場で起きていることを政策に生かし、教員の士気も上げてほしい」と期待した。

 知事の判断が焦点となっている玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働に関しては、「既に立地している原発を事業者にどうやって適切に管理してもらうか、日々頭を悩ませている」と述べた。

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