高校理数科2年生による課題研究発表会。研究内容を英語で発表した=2月、佐賀市の致遠館高

 文部科学省が先進的な理数教育を行う高校を支援する「スーパーサイエンスハイスクール」事業で、致遠館中・高(佐賀市、永田彰浩校長)が佐賀県内で唯一、指定校に選ばれた。3度目の指定で、期間は2017年度から5年間。これまでの課題解決型の研究授業をさらに充実させる。

 事業は国際的な科学技術人材の育成を目的に02年度に始まり、今回は全国から77校が選ばれた。同校は初めて指定を受けた06年度から、高校理数科と中学3年を対象に、生徒が自主的にテーマを設定して研究、発表する授業を続けてきた。

 高校では2年生から数学、物理、化学、生物のグループに分かれて研究し、昨年からはグローバル化を見据えて英語での発表も取り入れた。新年度からは普通科を含む全生徒に対象を広げ、文系の生徒も人文、社会科学などの分野で研究に取り組む。

 さらに一般の授業にも同じ手法を取り入れ、次期学習指導要領が目指す「主体的・対話的で深い学び」を強化する。永田校長は「指定によって教育改革の流れを先取りできる。地域にも貢献できる取り組みにしていきたい」と話す。

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