国土交通省は30日、小型無人機ドローンの衝突事故防止に向けた指針をまとめた。ドローンの飛行計画を関係者で共有するための専用インターネットサイト開発を掲げたほか、ヘリコプターなどの有人機と接近した場合は、ドローン側が衝突を回避するとしたルールも定めた。

 専用サイトは2017年度中の試験運用開始を目指す。ドローンの操縦者が事前に日時や飛行経路、高度などを入力。閲覧画面では、飛行予定がある場所を地図上にマークで示し、クリックすると、高度などの詳細情報を確認できる仕組みにする。スマートフォンでも利用可能にする。

 有人機のパイロットには、離陸前にサイトを見て、飛行経路上にドローンが飛ぶ予定がないかどうかを確認するよう呼び掛ける。

 また指針では、ドローンが視認しづらいことや乗員の安全を優先する観点から、有人機の航行を優先することを明記。ドローンの操縦者が周囲で有人機を見つけた場合は、すぐに着陸させるよう求めた。

 国交省によると、これまでにドローンに関する事故やトラブルの報告が約50件あった。ヘリコプターと接近したケースも5件あり、安全確保策が急務となっている。【共同】

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