■自民、民進前回から上積み 18歳選挙権も要因か

 佐賀県内の比例代表で自民は16万4074票(得票率43・53%)を獲得した。3年前の前回と比べ、得票率はあまり変わらなかったが、1万3千票以上伸びた。党名が変わり、初の国政選挙となった民進は7万9535票(同21・10%)で、前回の民主より2万7千票以上、得票率は6ポイント超増えた。投票率上昇や18歳選挙権で10代が加わり、有権者自体が増えたことなども要因とみられる。

 20市町すべてで自民が上回っており、大票田の佐賀市では2万1千票余りの差をつけた。玄海原発周辺自治体は、唐津市や東松浦郡玄海町、市長が「再稼働反対」を表明した伊万里市でも2倍以上リードした。自民と選挙協力協定を結んだ公明は前回より約7500票増え、5万8330票を得た。比例候補の秋野公造氏は県内個人トップの3万2995票を集め、手堅い組織力を見せた。

 共産は2万1390票で前回からやや減らした。野党候補一本化のため、佐賀選挙区から比例に転じた上村泰稔氏が出馬したが、選挙区と比べて政策を届ける機会も減り、支持を広げられなかった。

 社民は前回から3千票近く増え1万5676票だった。ただ、佐賀をはじめ九州ブロックで支援していた吉田忠智党首は落選し、1議席減らした。吉田氏は県内で4109票を集めた。おおさか維新は1万8286票と県内でも一定の存在感を見せた。

 個人名投票は全体の30・9%。自民では元国交省技監で新人の足立敏之氏が8325票でトップ。女性ボーカルグループ「SPEED」メンバーの今井絵理子氏は1686票、シンクタンク社長青山繁晴氏は1917票だった。民進は元厚労政務官の小林正夫氏が3812票で最も多かった。

=2016さが参院選=

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