6月に行われた表彰伝達式。左から福井烈さん(日本テニス協会常務理事)、小西一三さん、緒方うららさん、植田実さん(同協会常務理事)=東京・渋谷区

■天然芝コート1280人実戦

 2014年まで10年間続いたスポーツ大会「グラスホパー全国ジュニアテニスin佐賀」を主催した「夢はウィンブルドンへ」実行委員会(小西一三会長)が、昨年度の日本テニス協会特別賞を受賞した。若手選手の技術向上にとどまらず、自己管理能力のアップや交流など多角的な視点で育成に貢献した点が評価された。6月に東京の日本テニス協会で表彰伝達式があった。

 大会は国の助成事業の一環で2005年にスタート。毎年夏、各県の小学5、6年生128人を対象に、佐賀市金立町のグラスコート佐賀テニスクラブで開いてきた。

 小学生にとってプレーの機会が少ない天然芝コートでの実戦を経験してもらい、栄養指導や競技マナー講習、他分野の専門家の講演など、1週間にわたって多彩なメニューを提供。10年間で選手1280人が参加し、元デビス杯選手の小西会長らスタッフやボランティア、行政、協賛社など延べ4万人の関係者が運営に関わった。

 国の助成は終わったが、同委員会は昨年から後継イベント「グラスホパージュニアテニスキャンプ」を開き、本年度は日本テニス協会が共催に加わる。大会ディレクターを務めてきたグラスコート佐賀テニスクラブの緒方うらら支配人(県テニス協会会長)は「多くの人に支えられ、触れ合うイベントは地方ならでは。参加者にも地域の文化に触れ、佐賀を知ってもらういい機会」とイベントの意義を話し、受賞を喜んだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加