松尾周代表(右)から施設の説明を受ける山口祥義知事=佐賀市の佐賀DARC(ダルク)

 山口祥義知事は29日、薬物依存症の回復を支援する民間リハビリ施設「佐賀DARC(ダルク)」=佐賀市北川副町=を視察した。病と向き合う人たちの社会復帰に向けて「新たな一歩を踏み出せる環境をつくっていきたい」と述べ、支える機運を地域社会の側に広げる重要性を示した。

 利用者が生活する部屋や相談室を見て回り、回復のためのプログラムの説明を受けた。利用者との意見交換会では、薬物を使用した場合の感覚や罪悪感などを率直に尋ね、克服に向けた課題を実感していた。

 視察後、「さまざまな事情を抱えた人を受け止める職場環境の整備も必要」と指摘し、社会参加には、受け入れる側の理解が欠かせないという認識を示した。

 佐賀ダルクは4年前から本格的に活動を始め、現在は14人が利用している。松尾周代表は「関心を持ってもらえてうれしい」と感想を述べ、今後の活動としては「リハビリにとどまらず、就労支援にも力を入れていきたい」と話していた。

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