支持者に頭を下げる岡本憲幸さん(左)=唐津市神田の事務所

 「信頼と連帯のまちづくり」を旗印に挑んだ前副市長の岡本憲幸さん(61)は、終盤に追い上げを見せるも挽回できず、落選の一報を受け、支持者に深々と頭を下げた。

 岡本さんは午後10時40分前、唐津市神田の事務所で詰め掛けた支持者約100人の前に現れた。「私の力不足。この一言に尽きる。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

 周囲は誠実な人柄で市政を熟知する岡本さんこそ、「市政を立て直せる」と推した。だが選挙戦では坂井市長の“後継者”と見る向きが根強く、「他候補3人VS岡本」の構図となり、攻撃にさらされた。

 他の3候補と違い、初めての選挙戦。出馬表明が昨年11月と遅れ、知名度不足も響いた。人となりを知る市役所OBや女性たちが中心となり、前回、太田善久陣営、坂井俊之陣営に分かれた関係者が合流。市議会最大会派の志政会の市議らが応援したが、期待したほどの広がりはなかった。

 支持者一人一人にお礼を述べた後、取材陣にコメントを求められると「私の力不足。敗軍の将は多くを語りません。終わり」とだけ語り、事務所を立ち去った。

このエントリーをはてなブックマークに追加