電子ギフト券を購入させられる詐欺被害を水際で防ぎ、鳥栖署から署長感謝状を受けた植月淑子さん=鳥栖市の同署

 鳥栖署(北野一信署長)は21日、詐欺被害を未然に防いだとして、鳥栖市のファミリーマート鳥栖弥生が丘店マネジャー植月淑子さん(31)=同市=に署長感謝状を贈った。植月さんは「小さな声かけにも力があると実感できた」と晴れやかな表情だった。=写真

 先月18日夕方、鳥栖市の40代男性が同店を訪れ、大手インターネット通販サイトでの決済に用いる電子ギフト券を購入しようとした。「普通はお客様が金額を指定するが、いくらまで買えるのかこちらに尋ねたり、焦った様子だった」と植月さん。不審に思い事情を聞くと、男性が手元に届いたメールにあった電話番号に電話し、有料サイトの解約料として18万円を支払うよう求められていたと分かった。

 詐欺だと確信した植月さんは男性に購入を思いとどまるよう説得、警察へ相談するよう促した。男性はその後鳥栖署に電話相談し、被害を免れた。植月さんは「お客さまの要求通り売るだけでなく、不審な時は疑うという心配りもある。他店舗とも情報共有し、被害がなくなれば」と話す。鳥栖署管内は詐欺被害が相次ぎ、今月12日にも電子ギフト券を購入させる手口で50万円の被害が出た。北野一信署長は「一つ防いでもらったことで、犯人が『この地域は無理だ』となる。今後も協力をお願いしたい」と述べた。

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