詐欺被害を未然に防ぎ感謝状を受け取った、左から中山さん、伊藤さん、宮﨑さん=唐津警察署

 唐津市内のコンビニエンスストアで4月末、店員が詐欺事件3件を未然に防いだ。唐津警察署は29日、店員3人に感謝状を贈呈。立て続けに起こる詐欺に危機感を強める一方、「3件防止できたのは珍しい」と功績をたたえる。

 感謝状を受け取ったのは、セブンイレブン唐津佐志浜店の宮崎綾子さん(43)、ファミリーマート唐津菜畑店の伊藤美佐子さん(47)と中山あすかさん(34)。4月19~30日の間に起きた、プリペイド型電子ギフト券を用いたそれぞれ別の詐欺事件を未然に防いだ。

 宮崎さんは19日午後2時ごろ、5万円分のギフト券を買おうとする50代女性に声を掛けた。手の震えや急いでお金を払おうとする様子、電話で指示を受けていたことなどから不審に思い、110番した。女性は他の店舗で40万円分の券も購入していたが、通報のおかげで被害額はゼロだった。宮崎さんは「勇気を出して声かけしてよかった」とはにかんだ。

 唐津市では昨年、詐欺事件が11件あり、被害額は約9000万円に上る。同署の坂本俊明署長は「地道な注意喚起がきちんと伝わっている現れ。声かけは勇気がいるが、コンビニや金融機関はやってほしい」と話した。

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