主催者あいさつをする古賀商事の古賀常次郎社長=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 福祉や教育分野へこれまで約6億円の寄付を続けてきた佐賀市の古賀商事社長古賀常次郎さん(78)の記念館の落成披露が29日、同市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。古賀さんは「ここまで来られたのは皆さんのおかげ」とあいさつ。山口祥義知事らが出席し、「古賀さんの歩みを振り返ると、誰かのために生きるという志を感じる。人に寄り添う心の大切さを記念館に訪れて知っていただきたい」と祝辞を送った。

 古賀さんは佐賀市巨勢町生まれ。中学卒業後、働きながら定時制高校に通い、古賀商事を設立。緩まないねじ「スプリングワッシャー」と「段付き皿ビス」を発案し、日本のノーベル科学賞とされる第1回市村賞を受賞した。また58年間、私財で更生施設や教育分野などへ寄付活動を続けている。

 佐賀市鍋島の古賀商事内に建てられた記念館は、古賀さんの波瀾(はらん)万丈な半生をたどる。古賀さんは「忍耐と努力で、一生懸命がんばってきた証を残したかった」と記念館への思いを話した。

 この日は更生保護・教育・青少年・福祉分野35団体への助成金贈呈式もあり、古賀さんが各団体へ20万円ずつ、総額700万円を贈った。

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