50周年の記念講演会の前にあいさつを述べる小城郷土史研究会の岩松要輔会長(左)。右は講師の柳川古文書館の田渕義樹館長=小城市の市立歴史資料館

 小城の歴史や古文書研究などに取り組む小城郷土史研究会(岩松要輔会長)は27日、小城市立歴史資料館で50周年記念の講演会と総会を開いた。会場には市内外から会員ら約40人が集まり、記念講演などを通して郷土史への研鑽(けんさん)の大切さを新たにした。

 小城郷土史研究会は1966(昭和41)年に、高校教師ら5人ほどで発足。会長は岩松氏で4代目。活動としては古文書解読のほかに、旧小城郡内の史跡探訪や文化財の保護提言に取り組み、「小城町史」の発刊や、市立歴史資料館の設置につなげた。

 記念講演では岩松会長が高校教師時代の教育実習生だった柳川古文書館の田渕義樹館長が「蒲池氏・田尻氏と肥前」とのテーマで話した。田渕氏は「実習生時代、研究家への道に背中を押してくれたのは岩松先生」と謝辞を述べ、戦国・江戸時代に柳川を中心とした筑後を地盤とした蒲池・田尻氏と有明沿岸地域のつながりについて話した。

 岩松氏は「半世紀は一つの到達点。活動は町おこしにもつながり一定の成果につながった」と総括。「近いうちに今までの研究に根ざした『提言』を発し、さらなる飛躍につなげたい」と意気込んでいた。

 同会は本年度、福岡県の秋月への視察旅行や佐賀大学との市内史跡探訪などを計画している。

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