陸上自衛隊が導入するオスプレイの佐賀空港(佐賀市)への配備を防衛省から要請されている佐賀県では14日、機体の安全性を不安視する声が相次いだ。空港を管理する県と施設予定地を所有する有明海漁協は、配備を受け入れるか否かの判断に向けた検討作業を進めており、影響は避けられないとみられる。

 山口祥義知事は県庁で記者団に「あってはならない重大な事故で、徹底的な原因究明を求める」と強調。受け入れるか否かの判断に関し「原因がうやむやなままでは、あり得ない」と述べた。

 有明海漁協の徳永重昭組合長は「悪印象で、今後の対応にも影響は出る。漁師たちも漁場にオスプレイが墜落しないか不安を抱くだろう」と指摘。「米軍や防衛省は、事故原因をうやむやにせず、解明に努めてほしい」と訴えた。

 空港周辺の反対派住民グループの会長でノリ漁師の古賀初次さん(67)は「もしも佐賀の海に落ちれば、日本一のノリに甚大な被害が出る。安全性への懸念は深まるばかりだ」と語った。

 配備受け入れに慎重な立場の佐賀市議は「政府は米軍側に丁寧な情報開示を求めるべきだ」と注文した。

このエントリーをはてなブックマークに追加