武雄市と樋渡啓祐前武雄市長が市議に敗訴した損害賠償請求訴訟に絡み、「市が樋渡前市長に求償権を行使しないのは違法」として、市民12人が武雄市を相手に、樋渡前市長に36万円を請求するよう求める訴訟を佐賀地裁に起こした。

 訴状などによると、武雄市と樋渡前市長は、樋渡前市長が市議会などで「借金を踏み倒した」と発言したことなどを巡って谷口攝久市議らが起こした損害賠償訴訟で敗訴。市は昨年5月、谷口市議に遅延損害金を含めて36万円を支払った。市民側は「樋渡前市長の発言は故意の不法行為で市に求償権があるのに、行使しないのは財産管理を怠っており違法」としている。

 武雄市は「弁護士と相談して対応を考えたい」としている。市民側は同様の住民監査請求を行ったが、市監査委員は「樋渡前市長の過失は重大とはいえず、市は求償権を有しない」と棄却している。

このエントリーをはてなブックマークに追加