米IT大手グーグルの日本法人は29日、スマートフォンに話し掛けると検索や音楽の再生、スケジュール管理などができる対話型の人工知能(AI)サービス「グーグルアシスタント」の日本語版の提供を始めたと発表した。英語版に続く2カ国語目で、まずは基本ソフト(OS)「アンドロイド」を採用したスマホ向けに順次提供する。

 音声による操作は、あらゆるものがネットワークにつながる「モノのインターネット(IoT)」の普及の鍵を握ると言われ、世界のIT各社が注力している。国内ではヤフーやNTTドコモも研究開発を進めており、先行する米アマゾン・コムなどの追い上げを狙う。

 グーグルアシスタントは、スマホに向かって「次の予定は」「渋滞状況を教えて」などと質問すると、対話形式で答える。文脈を理解し、自然な会話に近いやりとりができる。相手の好みも記憶する。メール送信や音楽再生もできる。

 同様のサービスは、米アップルがスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の音声ガイド「シリ」で提供している。グーグルは今後、外部の企業と連携し、自宅の照明調整やタクシー配車などへのサービス拡大を目指す。

 一方、米国では対話型のAIを備えたスピーカー端末が人気で、米アマゾン・コムの「アマゾンエコー」が先行している。グーグルも、グーグルアシスタントを搭載した端末「グーグルホーム」を投入しており、日本でも年内に販売する予定だ。【共同】

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