マイカー通勤で注意すべき点を解説する半田望弁護士=佐賀市のホテルニューオータニ佐賀

 佐賀県の人口10万人当たりの人身交通事故発生件数が全国最多となっていることを受け、事故撲滅セミナーが6日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀で開かれた。県内企業80社から総務担当者ら約100人が参加し、マイカー通勤で注意すべき点について理解を深めた。

 半田法律事務所(佐賀市)の半田望弁護士は、通勤中の事故が労災になり、会社に賠償金の支払いが求められるようになった点を強調。賠償額が数百万円~数億円と高額で、自賠責保険で賄えず、会社の使用責任が問われる判例が増えていることを説明した。

 さらに、車が生活必需品の県内ではマイカー通勤禁止は現実的でなく、従業員に任意保険の加入を義務づけるよう助言した上で、「車の使用を許可制にし、交通安全教育を徹底して」と会社全体で問題意識を持つよう訴えた。

 講演を聞いた大町町の建設会社社長は「助言された対策にすでに取り組み、2年前から社用車にドライブレコーダーも付けた。交通安全の大切さを再認識する機会になった」と話した。

 セミナーは三井住友銀行などでつくる「栄泉会」が初めて主催した。事故の傾向を伝える講演もあった。

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