神埼郡吉野ケ里町の基礎建設業ジャパンパイル佐賀工場(本社・東京)が3月31日、閉鎖した。築60年以上がたち設備が老朽化、耐震面を考慮して判断した。福岡県飯塚市の福岡工場に生産機能を集約する。

 工場は約3万平方メートルで、建物の基礎になるくいを製造し、北部九州に出荷していた。同社によると、耐震診断の結果を受け、取締役会で閉鎖を決定した。製品は重量があり、クレーンなどに大きな負荷がかかる。担当者は「設備は限界で、やむを得ない」と話した。

 従業員20人のうち7人は退職、他は福岡工場などに移った。5月までは受注分の出荷予定があり、その後に完全閉鎖する。跡地の取り扱いは今後検討する。

 佐賀県内の企業誘致第1号で、1952年11月に前身の大同コンクリート工業「佐賀三田川工場」として操業を開始した。

 岡博隆工場長は「お世話になった地域の人たちや、これまでの発展を支えてきた先輩方に感謝したい」と話した。

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