南極・昭和基地の観測隊とやりとりをした後、手を振る子どもたち(手前)=29日午後、東京都立川市の国立極地研究所

 日本の観測隊が南極に昭和基地を開設して60年になるのを記念したイベントが29日、国立極地研究所(東京都立川市)で開かれた。記念式典で極地研の白石和行所長は「オゾンホールの発見など多くの成果を上げた。人工衛星の技術が進歩しても、現地隊員による観測は今後も必要だ」と基地の重要性を訴えた。

 イベントは観測隊OBや小学生ら約千人が参加。研究所と基地の映像が相互に中継され、現地の本吉洋一第58次観測隊長は「温暖化メカニズムの解明など、60年にわたり観測した歴史の重みを感じる」と述べた。

 小学生も中継映像で交流し「オーロラは毎晩見えるか。どうしたら隊員になれるか」などと質問した。群馬県伊勢崎市の小学5年大島平蔵くん(10)は「自分も観測隊員になりたいという思いが強くなった。南極でペンギンの研究をしたい」と話した。【共同】

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