「これだからサガン鳥栖はやめられない」-。劇的な逆転勝利を飾った第2ステージ開幕戦。FW豊田はベアスタのお立ち台で喜びを爆発させた。常にチームへの犠牲心を口にする大黒柱の、鳥栖への尽きない愛情を感じさせた。

 フィッカデンティ監督を新指揮官に迎え、新しい変化が加わった第1ステージは苦しい戦いが続いた。「勝ち点1や3を取れるようなゲーム内容でも、勝負どころでちょっとした隙を見せてしまったり、最後のところで決めきれなかったり」

 終盤にはDF丹羽やDF菊地らがチームを離れ、鹿島で優勝経験を持つDF青木が加入した。「歴史を築いてきた選手がいなくなり、ほかのチームで歴史をつくってきた選手が入ってくる。いろんな変化が生まれる」。エースの心の内は複雑なようだった。

 それでも「変わるところと変わらない部分を大事にして鳥栖らしく戦う」。鳥栖の歴史を塗り替えてきた大黒柱の思いは揺るがない。「J1で5年連続15得点以上」という前人未到の大記録まであと9点。エースが再び歴史をつくる瞬間が待ち遠しい。

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