しろいし農業塾を修了した1期生の(前列奥から)平野康二さん、矢頭哲文さん、西川創さん、髙主奈緒美さんと、2期生の(後列奥から)坂本拓朗さん、桑野光司さん、桑野真子さん=白石町役場

 杵島郡白石町が地域農業担い手確保のため始めた研修制度「しろいし農業塾」の1期生4人が31日、1年半の研修を修了した。4人はすでに露地や施設野菜の栽培・出荷を始めており、農家として町内に定住する。2期生3人も入塾、2年間の研修に入り、担い手育成が着実に進んでいる。

 1期生は、大阪や東京、九州内から移住してきた平野康二さん(41)、矢頭哲文さん(37)、西川創さん(35)、高主奈緒美さん(32)。平野さんはレンコン、矢頭さんはレタスとキャベツ、西川さんは小ネギ、高主さんはイチゴを主品目として自立する。

 4人は町や県、農協などでつくる組織から賃金支給や家賃補助、軽トラック貸与などを受け、作物の栽培管理や農業経営のノウハウを学んできた。研修期間は農地取得や住宅の確保などに時間がかかり当初1年間から半年延長した。2年間の総事業費は約3300万円となった。

 2期生は元会社員の坂本拓朗さん(36)=福岡市出身=と、元農業法人勤務の桑野光司さん(33)、真子さん(33)夫妻=福岡県朝倉市出身。坂本さんは「価格が安定していると聞いたのでアスパラをやりたい」と意欲を語る。

 1期生の反省から研修期間は2年間とし、応募要件に就農準備金として約300万円が持参できることを加えた。少ない農地で収益を確保できる施設園芸中心の研修内容に変更し、農地確保のハードルを下げるという。17年度の事業費は1278万円。

 町農業振興課の木須英喜係長は「1期生はリタイアもなく根付いて農業を始めている。2期生も頑張ってもらい、地域農業の担い手を育てていきたい」と期待した。

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