稲田浩子小児科部長に感想を話す参加者=佐賀市嘉瀬町の県医療センター好生館

 子どもたちが、周りの友達がなるかもしれない小児がんについて学ぶ会が3月30日、佐賀市嘉瀬町の県医療センター好生館で開かれた。稲田浩子小児科部長が小児がんとは何かを話し、「遠ざけず、声をかけ、分かり合おうと努力することが大事」と強調。小中学生や保護者、県外から集まったボランティアスタッフら約60人が耳を傾けた。

 小児がんは子ども期に発症する悪性腫瘍で、20歳までに500人に1人が発症するという。稲田部長はスヌーピーの絵本をもとに「友達が重い病気になったら?」と問いかけた。つらい治療の内容や患者の思いを説明し、「待ってるよ」と一言かけ、手紙や寄せ書きを届けることを勧め、「患者がより良く生きるためには理解者や希望が必要になる」と伝えた。

 参加者らは身に着けることで小児がんへの理解や応援を示す金色のリボン飾りを作り、ツリーのオーナメントを模したカードに感想を書き、ツリーが描かれた壁に貼り付けていった。

 参加した西与賀小6年の古賀陽向(ひなた)さんは「どこかに小児がんの人がいることを思って生活したいと思う」と話していた。

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