■与野党、原因徹底究明求める 

 沖縄県名護市沖でのオスプレイ大破事故は、佐賀空港への自衛隊機配備計画を議論している佐賀県議会にも波紋を広げた。与野党とも徹底的な原因究明と説明責任を求める意見で一致するものの、議論に与える影響については「事故原因による」との声がある一方、「正式な事故報告がまとまるまで待つべき」との意見もあり見通せない。

 最大会派自民党の石井秀夫県議団会長は「どういう状況で、どんな原因で事故に至ったのか、中身がはっきりしないと議論に影響が出るのかは簡単に言えない」としながらも、「安全安心に関わる重要な問題。防衛省は米軍に詳細な情報提供を申し入れて説明責任を果たしていただきたい」と注文した。

 公明党の中本正一県議は「防衛省とのやりとりで安全性はある程度確保されていると受け止めていたが、今回の事故で事故原因の徹底究明と、しっかりとした説明がなければ議論はできない」と強調する。

 議論の大前提となる安全性が崩れたとする県民ネットの江口善紀県議。「あってはならない事故。海への『不時着』で、これまで以上に漁業者の考えを慎重にくみ取る必要がある」と指摘、今後は「防衛省がいくら安全性を強調しても説得力がなくなった。米軍が事故報告書を出して、防衛省からその説明を受けるまで議論は待つべき」とくぎを刺した。

 配備反対を訴える共産党の武藤明美県議も「機体の写真を見たが、これは不時着や着水ではなく墜落。安全性に大きな欠陥があるから今回のような事態になった」と批判した。

 16日には佐賀空港・新幹線問題等特別委員会で防衛省から参考人を招致して質疑を行う予定で、事故に関する質問が集中するとみられる。

このエントリーをはてなブックマークに追加