「即位礼正殿の儀」で高御座(たかみくら)からお言葉を述べる天皇陛下=1990年11月12日、宮殿・松の間

 天皇陛下が生前退位の意向を示されていることが13日、政府関係者への取材で明らかになった。陛下は82歳になった今も、国事行為をはじめ、皇后さまとともに大規模災害の被災地を見舞うなど、公務を精力的に続けている。

 政府関係者は、生前退位の意向を踏まえ、皇室典範の改正が必要になると指摘した。

 陛下は1989年1月7日に昭和天皇の逝去に伴い、即位した。天皇として初めて、92年に中国、93年には沖縄を訪問。太平洋戦争中の激戦地に慰霊の旅も続け、今年1月には、フィリピンとの国交正常化60周年に際しての公式訪問として、友好親善と戦没者慰霊のため同国を訪問した。

 宮内庁は今年5月、ともに80歳を超えた天皇、皇后両陛下の負担を軽減するため、皇居で行政機関の長らと面会する機会を減らすなどの見直し策を発表していた。

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