当選から一夜明け、会見で玄海原発の対応などを語る峰達郎氏=唐津市町田の事務所

■30キロ圏市町で連携も

 新人4人による唐津市長選を制した元県議の峰達郎氏(56)が、当選から一夜明けた30日、唐津市町田の選挙事務所で会見を開いた。玄海原発(東松浦郡玄海町)3、4号機の再稼働について、峰氏は住民の安全安心を担保した上での「条件付き賛成」と改めて容認姿勢を示した上で、原発から同じ半径30キロ圏の伊万里市などとの連携を模索する考えを示し、「九電や県に安全安心を強く求めていきたい」と語った。

 峰氏は、福島第1原発事故後、国が防災対策重点地域を従来の半径8~10キロ圏内から30キロに拡大したにもかかわらず、対象自治体の“権利”自体は変わらないと指摘し、「立地町や立地県と同じ立場にないのは納得できないところがある」と不満を示した。

 再稼働反対を表明している伊万里市の塚部芳和市長については、原発政策に対する考えの違いを認めた上で、「気持ちは痛いほど分かる」とした。糸島市や壱岐市など他の30キロ圏の自治体も含めた連携を視野に「市民の命を守るためには国に対してしっかり物を申していかなければならない」と強調した。

 選挙戦で九電との安全協定の検証に言及していたことに関連し、県や玄海町と同様、九電に事前了解を求めるかどうかは「今後の検討課題」と述べるにとどめた。

 会見に先立ち、峰氏は当選祝いで事務所を訪れた塚部市長と顔を合わせた。塚部市長は「玄海原発からお互い30キロ圏内。立場はいろいろ違うと思うが、連携するところは連携していきたいので、何かとよろしくお願いします」と声を掛けた。

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