指導を受けながら佐賀錦の初心者講習会に臨む参加者=佐賀市歴史民俗館旧福田家

■12人、真剣に学ぶ

 佐賀を代表する伝統工芸「手織り佐賀錦」の後継者育成を目的とした初心者講習会が30日、佐賀市の歴史民俗館であった。講習会には30代~60代の12人が参加。佐賀錦振興協議会の会員が見守る中、手織りの基礎を学んだ。

 参加者は、和紙で作られた縦糸をへらを使って持ち上げ、糸巻きで横糸を通す「平織り」の作業を行った。同会の会員によるアドバイスを受けながら、熱心に取り組んでいた。

 講習会は同会による後継者育成活動の一環。24日にあった1日体験会の参加者20人のうち、希望した13人が、全10回の講習に臨む。6月下旬までの講習会を終えた参加者は、協議会が開催する教室に進み専門的に学ぶ。

 同会が発足した1993年で約70人だった会員は今年で約180人まで増加し、松本美紀子会長(67)は「佐賀に素晴らしい織物があることを知ってもらいたい。佐賀錦に親しんで、次の世代につなげたい」と話した。

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