最後の1議席を争い、当選の連絡を受けて支持者の手を握って喜ぶ福島尚美さん=30日午前0時、唐津市城内の事務所

 29日投開票された唐津市議選で、共産党公認で出馬した元自衛官の福島尚美さん(34)が次点と8票差で30人目に滑り込んだ。新議員30人の中で最年少。「皆さんにチャンスをいただいた。理不尽を押し付けられ、困っている人のために行動したい」。生活現場の声を議会へ届けるために走る。

 専門学校卒業後、ダイビングインストラクターを経て25歳の時に自衛隊に入隊した。「上司の命令は絶対の縦社会。理不尽を押し付けられることに耐えられなかった」と3年で辞めた。

 旅行した名護市で米軍基地移設に反対する人たちと知り合い、国策で我慢を強いられる人たちがいることを知った。「命令に逆らえなかった自分が重なって見えた」。安保関連法案の強行採決時は、「かつての同僚を危険にさらしたくない」と唐津の街頭で反対を訴えた。

 安保法反対で一緒に活動した共産党の誘いを受け、昨年秋、両親に出馬を相談。「なんのためにいろんなことを見てきたの」と背中を押された。市民と対話する中で、今の市政に閉鎖的なイメージを感じる。「まずはイメージ通りか確かめ、閉ざされていない唐津にしたい」

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