サガン鳥栖発足時のサポーター手作りの球団旗を手にする石橋千和さん=鳥栖市桜町の石橋整形外科

 サッカーJ1・サガン鳥栖が2月4日に市民チームとしてスタートを切って発足20周年を迎えるのを記念し、5日、当時の有志らが集まって「20歳の誕生会」を開く。いくつもの危機を乗り越えてJ1、6年目を迎えるまでに成長した歩みを振り返り、思い出を語り合う。

 鳥栖スタジアムが完成した1996年のシーズン終了後、前身の鳥栖フューチャーズの解散危機が表面化。年明け後にチームは解散した。この間、サポーターらはチーム存続を求めて5万人の署名を集めてJリーグに提出。97年2月4日、佐賀県サッカー協会や鳥栖市サッカー協会など6団体が運営する「サガン鳥栖FC」が発足した。

 「サガン」は「砂岩」を意味し、砂粒が長い年月をかけて岩になるように、一人一人の小さな力を結集して立ち向かおうという意味と、「佐賀の鳥栖」として県民の力を結集し地域に根ざしたチームを目指そうという思いが込められた。

 2005年、新会社サガン・ドリームスへ経営が譲渡され、新体制の下で強化に努め11年、クラブ発足から15年目に悲願のJ1昇格を果たした。

 誕生会は「市民球団サガン鳥栖FC創立20周年記念バースデーパーティー」で、会場のホテルビアントスには存続に向けて汗した当時のサッカー協会や市青年会議所関係者、サポーターリーダーら約60人が参集。当時の応援フラッグやユニフォームなどを飾り、変わらぬ「サガン愛」を確かめ合うという。

 当時の市サッカー協会会長で発起人の石橋千和(ゆきたか)さん(71)は「誘致に奔走した山下英雄元市長らをしのび、苦労や熱い思いを思い返しながら、サガン鳥栖が鳥栖にあることの喜びをかみしめたい」と話している。

 サガン鳥栖の2017シーズンはベストアメニティスタジアムで2月25日に開幕する。

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