18、19歳の有権者が初めて1票を投じた地方選が終わった。唐津市長・市議選と杵島郡白石町議選に合わせ、企画「若者の1票」で地方選への思いを語ってもらった10、20代に、選挙後の感想を尋ねた。

 市長選では峰達郎氏が、次点に8千票差をつけて当選した。専門学校2年の菅原守哉さん(19)は「差が開いてて自分の票の重みが感じられない」と受け止める。新聞や候補者のチラシを基に、実現できそうな公約で投票先を選んだ。

 女性候補の応援に駆け付けたタレントのデヴィ夫人が話題になり、菅原さんは「演説を聞きにいって写真を撮った」と笑う。周りにもスマートフォンで写真や動画を撮る若者の姿が目立ち、「選挙結果への影響は分からないが、若者を集めるのには成功していた」

 「投票はちょっと面倒くさい」と話していた唐津西高3年の岡崎竜二さん(18)。新聞掲載後、友達や家族から反応があり、投票へ行く後押しになったとはにかむ。ただ、学校は受験一色。「選挙は大事だけど、進学先が決まってなかったら投票してない。時期をずらした方がいいかも」

 白石町議選で29日夕方に投票した県農業大学校の溝口祐紀さん(19)は「誰がどんな政策を訴えているとか、知る機会がなかった。選挙カーも見たけれど、具体的なことをしゃべっている感じはしなかった」と残念がる。「次はもっと自分から、どんな人が出ているのかを知っておきたい」

 町の選挙は2度目という高齢者福祉施設事務の堤麻里絵さん(25)は「白石で働き始めて、前より町の政治に興味が湧いてきた」と言い、選挙広報や各候補の資料にも目を通した。「有権者が少ないから、何票かで順位も入れ替わるほど競ることもあるんだなって。自分の1票も大きかったんだと実感した」と語った。

=はじめの1票 18歳選挙権さが=

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