「第5回カレーの王者決定戦in唐津」が8月7日、唐津市ふるさと会館アルピノで開かれる。県内の人気15店が集まり、日本人の「国民食」カレーの食べ比べができるイベントで、唐津の新たな夏の風物詩として年々定着してきた。協力団体も増え、地域のにぎわいづくりにも一役買っている。

 佐賀県が全国屈指のカレールウ消費県であることに着目し、唐津青年会議所が2012年に始めた。チケット1枚(ごはん200グラム付き)で、県産食材を1品以上使った各店自慢のルウ(50cc)を5種類味わえる。今回は前年から8店舗入れ替わり、カレー販売歴1年の店から50年の老舗まで多彩な顔ぶれがそろう。チケットは例年完売し、今年も予定の2500枚では足りないほど売れ行きは好調だ。

 多くの人が集まるだけにグランプリには波及効果も表れている。第4回王者の上場亭(唐津市)は焼き肉店だが、カレーを目当てに来店する人が増えた。専務の世戸耕平さん(36)は「レトルトも売れている。認知度が上がって県内外のイベントにも呼ばれ、新たなビジネスチャンスが出てきた」と手応えを語る。

 イベントに関わる団体に広がりも出てきた。今回初参加するイエローキッチン(唐津市相知町)は就労継続支援B型事業所。精神、身体、知的障害者が働き、レトルトカレーを作っている。普段店頭販売はしていないが、長崎由美施設長は「おいしいと言ってもらえることは利用者の働く意欲になる」と話す。また、同市北波多の福祉施設ソラシドは、会場でカレーに合うパンを販売。当日は市内の中学生が初めて、出店補助やアンケート回収などボランティアにも取り組む。

 今回から唐津青年会議所に加え、商工会など唐松地区の友好青年4団体が実行委員会を立ち上げて主催する。実行委員長の大塚立規さん(35)は「30~40年後の唐津をつくる人たちが団体の垣根を越えて集まった。同じ事業をして刺激し合い、勉強したい」と話す。当日は会場のアルピノ前を歩行者天国にして多彩なイベントも開く。チケットは前売り千円、当日1200円。問い合わせは実行委員会、電話0955(73)7205。

 ■参加店舗

【唐津市】海浜館、オデカフェ、宮島醤油、hanaはな家、イエローキッチン、ALBA、ふゅうじょん、カフェルーナ、焼肉おおきに、華つばき

【佐賀市】池田屋、ごはん亭キー坊、atraCORE

【多久市】サンモリナガ

【玄海町】美食倶楽部富高岩

 ■歴代グランプリ

・第1回 アムール(多久市)

・第3回 宮島醤油

・第4回 上場亭(唐津市)

※第2回は荒天中止

5回目を迎えた「カレーの王者決定戦」をPRする唐津青年会議所の大塚立規さん(右)と松下啓さん

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